現実に極めて近い環境におけるバス乗務員の効果的な教習の実現を目的として「バス運転シミュレータ」を開発しました。
「バス運転シミュレータ」は、バス乗務員の教習を効果的に行うため、実物の運転席を使用し、現実の道路交通環境を高精度のCGで再現しています。これにより、訓練者にバス独特の車両感覚を習得させることができ、乗降客の安全確保など現場で必要な教習も同時に行うことができます。
さらに、実際の運行さながらの臨場感と緊張感が味わえるほか、実車では難しい事故発生時の状況が再現でき、車外からの視点で車両の挙動や周囲の状況を振り返ることも可能となっています。
当社では、シミュレータをはじめとした電子教材製作のほか、鉄道車両・バスの改造工事、電気設備工事など、鉄道を中心とした交通インフラを総合的にサポートする事業を展開しています。「バス運転シミュレータ」の開発では、鉄道用シミュレータで培われた訓練シチュエーション構築のノウハウを生かしながら、自動車工事部で長年培われてきた改造技術を融合し、バス運転環境をリアルに再現することを目指しました。
今後も鉄道・軌道事業者向けのみならず、交通事業を中心としたお客さまのニーズに合わせ、幅広く「体感型教材」を開発していく予定です。
「バス運転シミュレータ」の詳細
必要なスペース | (幅×奥行き×高さ 単位:m) 5×4×2 |
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主な設定可能条件 |
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動作環境 | 制御用PC、CG用PCなど 4~5台 |