電気工事の事例 case - Railway electrical construction

伊豆急行(株) き電線・高圧配電線改良工事

竣工:2019年3月
施工:電設事業本部 電力工事部

き電線・高圧配電線改良工事は、より安全性向上や品質向上のために電線を改修する目的で行われている作業です。

「き電線」は変電所からの電気を電気車に供給するためのもので、人間の体で例えると動脈にあたります。

「高圧配電線」は変電所から信号設備や駅設備に電気を供給する線で、単相から三相にすることで駅設備の動力設備が使用できるようになります。

これまでのき電線は、材質がアルミの裸線でしたが、より伝導性がよく保安性の高い被覆付きの銅線に改修しています。

高圧配電線は、単相の22m㎡を使用していましたが、駅設備の動力が使用できるように三相化を進めています。


き電線と高圧配電線の改修作業は、昼間電車が運行している時間帯では作業が制限されるため、基本的に夜間の作業となります。夜間作業では終電車後から始発電車までの合間で、さらに停電時間帯の短い時間で作業をしています。

そのため作業効率を最大限にあげるため、昼間に準備作業を行いつつ綿密な打ち合わせを行うことで、夜間作業を短時間で行なうようにしています。