バス車両工事の事例 case - Bus Modification / maintenance

富士急バス(株)「オープンKABA(KABA6号)」製作工事

竣工:2026年6月
施工:交通事業本部 自動車工事部

富士急バス(株)が山中湖で運行している水陸両用バスの「オープンKABA(KABA6号)」を製作しました。
過去の「KABA BUS」製作では部分的に携わっていましたが、今回の工事では造船を除くすべての工程を当社が手掛けています。

陸と海の法規をクリアする緻密な設計

自動車および船舶という異なる2つの法規に適合させるため、船舶設計会社と連携。車両形状や重量バランスについて細かな設計・調整を行いました。

分解から車両登録までの一貫した自社施工

まずベースとなるトラック車両を分解し、船体の土台となるシャーシを造船会社へ搬出。その後、完成した船体にトラックから取り外したエンジン、タイヤ、運転室などの走行機器を組み込みました。
さらにお客様のご要望を細部まで形にし、新仕様となる「車内モニター」をはじめとする放送装置、独自の電動天井幌やタラップ、客席などの設備を設置。
最終的な車両登録(陸ナンバー取得)にいたるまで、一貫して自社で施工しました。

高い安全性を支える水密(防水)施工

水陸両用車に不可欠な浸水対策として、水密を確保する防水施工を行っています。特にリスクの高いステアリング可動部や給油口には、最適な部材の選定から施工方法にもこだわり、工夫を重ねました。

※KABA6号の詳細については、富士急行(株)公式ホームページのプレスリリースにも掲載されています。
新車両「オープンKABA(KABA6号)」7/18デビュー

用語の解説

  • シャーシ  :エンジンやタイヤといった主要部品を取り付ける、車の骨組み(フレーム)部分のことです。
  • タラップ  :車両に乗降するための、折りたたみ式階段設備です。
  • ステアリング:ハンドルをはじめとする、車両の進行方向を変えるための「操舵(そうだ)装置」全般のことです。
  • 水密(すいみつ):水圧がかかる環境下でも、車内への浸水を完全に遮断する高い密閉状態のことです。