電気工事の事例 case - Railway electrical construction

東京急行電鉄(株) 大井町線溝の口延伸工事

竣工:2009年7月
施工:電設事業本部 電力工事部・信号工事部・電設工事部

1995年に起工し14年にわたる工事の集大成として、2009年6月12日~14日の3日間で溝の口駅を中心に切り替え工事を施工。

大井町線溝の口延伸工事は、田園都市線の混雑緩和を目的とし、1995年から始まった14年にわたる長い工事でした。延伸工事区間は2009年7月11日に無事開業しましたが、その1ヵ月前の6月12日から14日までで溝の口駅を中心に切り替え工事が実施されました。

当社では、電力工事部・信号工事部・電設工事部がこの工事に当たり、それぞれ用賀・二子玉川駅周辺・高津変電所・溝の口駅と各ポイントでの作業になりました。また、ほかにも保線作業などを含めて総勢500人規模での切り替え工事となりました。 溝の口駅では線路移設に伴う信号設備の移設、き電線の切り替えが行われ、高津変電所では作業開始・終了に伴う電源の入切や送電ケーブルの接続、用賀・二子玉川駅周辺ではデッドセクション新設に伴う標識の設置や電源切り替え工事などが行われました。
金曜日の夜の切り替えということもあり、当初は最終電車の遅れや天候が心配されましたが、予想されていた時間よりも早く送電停止と入庫確認があり、作業は順調に進み、当日予定されていた作業を時間内に収めることができました。
その後、溝の口駅にて試運転・始発の確認を行い、この日の作業は終了。翌日からの2日間も無事に作業は進み、予定されていた工程を終えることができました。この切り替え作業後は細かな調整のみとなり、無事に開業となりました。