事業案内

  • バス車両工事事例 Vol.03(2011年4月記)

    水陸両用バス改造工事
    交通事業本部 自工部

自工部では、水陸両用バスの改造工事を行いました。この車は、お客様である富士急行(株)の企画のもと、窓口である東京日野自動車(株)の技術者、整備部門及び多くの専門技術者との共同作業で完成したものです。2010年9月に着工し、2011年2月22日に登録を行い、晴れて納車しました。

水と陸、どちらでも暮らすカバをイメージして作られました

日本仕様の水陸両用バスに改造

自工部では2010年8月、お客様からの依頼で車内天井が開放されている、オープンバスの改造を行いました。このバスは現在山中湖で観光用バス「KABA BUS」という愛称で親しまれています。今回の水陸両用バスは、「KABA BUS」の兄弟車として位置づけられるもので、日野自動車のトラックの車体をベースにして、アメリカで水陸両用バスとして架装されたものです。これを輸入し、日本国内で観光用として使用するために、今回の改造工事は始まりました。
当社に課せられた課題は、日本仕様に適合する改造を行うことでした。具体的には、自動車としての用途のため自動車登録を行なうことと、船としての用途もあるため船舶検査の取得も行うこと、の2点になります。
改造工事では、車両構造基準に適合させるため、重心を下げ、転倒角度(30度傾けても横転しないこと)をクリアする改造を行いました。また、加工にあたり水上で抵抗がなるべく少なくなるように工夫しました。次に、エンジンのオーバーヒート対策を行ないました。この車には船舶用と自動車用のエンジンが船底に配備されていますが、密閉状態であり熱がこもってしまうことが懸念されました。そこで、冷却ファンを5つ取付けるなど工夫しました。
施工技術の面では、車体がアルミ製だったため、自工部が通常行なっている鉄の溶接とは違う溶接技術が必要でした。そこで、日頃からアルミ溶接を行なっている当社の車両工事部の指導を受け施工しましたが、良い仕上がりになったとの評判です。

  • 後ろのランプも日本仕様にチェンジ

  • 屋根の寸法を再度正確に合わせた上で、アクリル製の不燃シートを窓として使用

  • 運転席からの死角に対処するため、運転席のモニターで確認できるよう小型カメラを取り付けました

  • 可愛らしいカバの客席シートが人気を呼びそうです